ハッピーエンドになるか?!AIに「浦島太郎」をリメイクさせてみた

AI小説

前回出オチで終わった、日本昔ばなしの設定をもとにAIに新しい小説を書かせるさせる試み。

三太郎繋がりで今回は「浦島太郎」の設定を使うことにしました。

前回の「桃太郎」の時はAIの裁量の割合を大きくしていたがゆえに、各章に同じような文章がったり、展開が重複したりなどが発生しました。その反省を活かし、今回は少しだけ背景や設定などを指定し、「浦島太郎」のストーリーを約したものをストーリーラインとして参照させてみました。

以下はAIに与えた設定です。

  • 舞台:日本
  • 時代:中世
  • 主人公:20代男性
  • 場所:海辺の漁村
  • 1.海辺で子供にいじめられている亀を助けた主人公は、亀の恩返しで海の中の楽園に案内される。
  • 2.夢のような世界を楽しんでいたが、元の村に帰りたくなる。
  • 3.楽園の主に、お土産をもらうが開けてはいけないと忠告される。
  • 4.元の村に帰るが、時間が進んでおり知っている人が一人もいない。
  • 5.困った主人公は忠告を無視してお土産を開けるが、老人になってしまった。

果たしてどうなるか、まずこの状態でタイトルと主人公の名前、舞台の名称をつくらせてみました。

海辺の楽園

元ネタ:浦島太郎

主人公:岸田(Kishida)

舞台となる村の名称:「海辺の村」

楽園の名称(本家では竜宮城に相当):「海花村」

岸田www

日本人の名前として著名人の中から選出するのはよくあることですが、まさか総理とは…。(岸田総理とは無関係です)親切にローマ字もつけてくれますね!逆にこれ以外に読み方あるのかね。

舞台となる村の名称がもうちょっと固有名詞的なものが欲しかったですが、ドラクエでも海辺の村ってあったような気もするのでヨシとします。

さてさて、ここから紹介文や本編を載せていきますが、最初に断っておきます。今回も出オチです。AI画伯によるおもしろ画像もありません。(今回画像生成のクオリティ高いのよ)

※このブログ内で使われている画像は全てAIに作らせたものです。

「桃太郎」の時より格段にいい感じの素材が出揃いました。

↓ちなみにこれはボツになった表紙です。

モンゴルというか中国っぽいテイストなのでボツとなりましたが、雰囲気あって結構気に入ってます。

では小説の紹介文いってみましょう。

小説紹介文

岸田 (Kishida)は、海辺の漁村で子供にいじめられている亀を助け、亀の恩返しとして海の中の楽園に案内されます。彼は夢のような世界を楽しむ中で、いつの間にか楽園にとどまり続けることになってしまった。 しかし、彼は元の村に帰りたくなります。楽園の主にお土産をもらい、忠告を無視して開けますが、結果として100年以上の時間が進んでいたことが判明し、知っている人が一人もいない現実に直面します。彼は老人になってしまっていたという事実を受け入れざるを得ないまま、過去と現在を追いかけながら、自分自身の決断と運命を問います。

浦島太郎のストーリーラインを踏ませていますので、粗悪なリメイクみたいになってしまいました。

ところで主人公の名前はなぜローマ字までセットなんでしょうか。すごく見辛いので削除したいのですが、生成された原文のままでいきます。

それでは各章と構成を見ていきましょう。

各章と構成

第1章 出会いと秘密

  • 1.1 亀と出会った男
  • 1.2 海の底の秘密

第2章 夢と故郷

  • 2.1 夢の国への扉
  • 2.2 美しい夢の世界
  • 2.3 故郷に思いを馳せて

第3章 過去と鎖

  • 3.1 禁じられた鍵
  • 3.2 時間は流れて
  • 3.3 忘れ去られた街角

第4章 解放と未来

  • 4.1 開かれた鎖
  • 4.2 結末
  • 4.3 年月の流れに身をまかせて

アレ….イイカンジナンジャネ?

紹介文を見る限り劣化版浦島太郎だったのですが、章立てをみていくとそれなり期待できそうに思えてきました!

第1章 出会いと秘密

  • 1.1 亀と出会った男
    • 岸田は海辺の漁村で暮らしていた。ある日、岸田は海岸で亀がいじめられているのを見かけた。彼は亀を助けようとしたが、思いがけないことが起こった。亀は岸田の恩返しとして、海の底の楽園に連れて行ってくれた。
  • 1.2 海の底の秘密
    • 海の底には、美しい夢のような世界があった。岸田は夢の国で楽しい時間を過ごしたが、やがて故郷に帰りたくなった。海の底の楽園の主人にお土産をもらい、帰ることになった。しかし、主人からは「開けてはいけない」と言われた。

展開が早いのよw


4章10話なのに2話目で玉手箱もらって帰るくだりまで書いちゃってるw 逆にこの後は自由に展開していくっていう意思表明なのか?

さてさて、どうなる??

第2章 夢と故郷

  • 2.1 夢の国への扉
    • 岸田は海の底の楽園から夢の国へと向かった。彼は夢のような世界を堪能し、忘れがたい思い出を作った。しかし、やがて帰ることを思い出し、夢の国から出発することになった。
  • 2.2 美しい夢の世界
    • 夢の国は美しい景色に囲まれていた。岸田は夢の国での楽しい時間を忘れがたく思い出していた。彼は夢の国で出会った人々との素晴らしい経験を持ち帰り、故郷に帰ることを思い出した。
  • 2.3 故郷に思いを馳せて
    • 岸田は故郷に帰りたくなった。彼は夢の国から出発し、故郷に向かった。彼は夢の国で出会った人々との思い出を思い出しながら、故郷へと向かっていた。

時系列どうなってんだよ。

1章2話でダイジェストされた内容をここから語ってる感じか?時系列が複雑に交差する小説や映画はあるけど、流石にこれはダメだろう…

というか「海の底の楽園」以外に「夢の国」が登場してるんだけど、これはどういうこと??せっかくだからAIに「夢の国」のことについて尋ねてみよう。

夢の国について

私:2章1話目の「夢の国」ってどんなところ?名称は?

AI:2章1話に登場する「夢の国」は、主人公が亀と出会ったことで見つけた秘密の国。美しい景色、平和な空気、そして不思議な力が漂うこの世界は、夢のような空間となっています。主人公はこの夢の国で、新しい知識や力を得たり、自分自身の才能を見つめ直すことができます。

え、そんな裏設定あったの、漫画じゃないんだから文章にしてよw

AI:「夢の国」の名称は不明です。

ここまで裏設定作っておいて不明って…手の抜き方下手くそか。

第3章 過去と鎖

  • 3.1 禁じられた鍵
    • 岸田は海の底の楽園から帰ろうとすると、楽園の主から「お土産を開けてはいけない」と言われました。岸田は不安になりましたが、そのまま故郷に帰ります。しかし、故郷に帰ると100年以上の時間が経過していました。知っていた人もいなくなってしまいました。岸田は困りましたが、楽園の主からの言葉を忘れずにお土産を開けました。すると、老人になってしまいました。
  • 3.2 時間は流れて
    • 岸田は老人になってしまったことに驚きました。彼は、時間が流れすぎてしまったことを知りました。岸田は、もう一度海の底の楽園に行くことができるのかと考えました。彼は、楽園の主に聞きましたが、「もう一度行くことはできない」と言われました。岸田は悲しさに満ちましたが、時間を過ごしました。
  • 3.3 忘れ去られた街角
    • 岸田は時間が過ごされた後、故郷を再び訪れました。しかし、彼が知っていた街はもう存在しませんでした。彼は街の中を歩き回りましたが、誰も知らない街になってしまっていました。岸田は悲しさに満ちましたが、彼が知っていた故郷を探し続けました。

ようやく物語が前に進み出しましたね、、ちょっと本家よりシリアスな展開になりそうです。さて岸田 (Kishida)は記憶の中の故郷の面影を見つけることができるのか。

 

第4章 解放と未来

  • 4.1 開かれた鎖
    • 岸田は禁じられた鍵を開けた。楽園から帰ろうと思った岸田は、時間が過ぎてしまっていたことに驚愕した。故郷で親しい人を探し回ったが、誰もいなかった。記憶をたどりながら街を歩いたが、知らない街になってしまっていた。
  • 4.2 年月の流れに身をまかせて
    • 岸田は老人になってしまった事実を受け入れることができなかった。しかし、時間は戻せない。岸田は故郷を離れ、海辺の漁村で暮らすことにした。亀との楽園の思い出を胸に、時間が流れても心から幸せだと感じた。岸田は、人生において選んだ道を後悔しないように、年月の流れに身をまかせて生きた。

まあ指定したとはいえ開けちゃったかーって感じですね。やはりあそこまで元ネタに沿った指定をしたらハッピーエンドにはならないか。

最後すげえ前向きに捉えてるけど、”亀との楽園の思い出を胸に〜”ってこれっぽちの材料で自分を納得させるの無理よ。老人になってひとりぼっちなのに。これはポジティブなのか?諦めなのか?

今回の反省点

AIの裁量を増やすと似たような文章の量産になるし、かといって設定を細かく指定すると元ネタのストーリーから離れることができない。この辺の匙加減が難しいですね。

もう辞めたいけど、三太郎つながりで始めたから「金太郎」まではやってみます。次こそ、元ネタとは全く異なるストーリーかつ、小説として成立しているものが出来上がってくれますように…

次回は「金太郎」です!それでは。

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